メンキャバってなに?ホストクラブと違うの?と疑問を持っている方もいるのではないでしょうか?
メンキャバとホストクラブは、男性が接客しながらお酒を飲むお店という点では同じです。
2つの違いといえば、料金システム、指名制度の内容、給料システムの3つが挙げられます!
今回は、メンキャバとホストクラブの違いを徹底比較しました!
気になる方は、ぜひチェックしてみてくださいね。
メンキャバとは?ホストクラブとの違い3つをご紹介!
男性が接客をする飲食店と言えば、ホストクラブとメンキャバがあげられます。
メンキャバは、スタッフがメンズのキャバクラのことで、ホストクラブとは大きく異なる3つの違いがあります。
- 料金システム
- 指名制度の内容
- 給料システム
ただ、仕事内容についてはメンキャバもホストも違いはなく、女性のおもてなしをするのが仕事です。
ここでは、メンキャバとホストクラブの3つの違いについて、メリットやデメリットもあわせてわかりやすくご説明します。
料金システムが違う!
ホストクラブもメンキャバも指名料や飲食代は発生しますが、メンキャバは、キャバクラと同じように時間制が使われています。
1セットを1時間として、滞在した時間によって料金が加算されていく仕組みで、時間を延長してもらえばもらうほど料金が上がっていくシステムです。
ホストクラブの中にも、時間制を設けているお店もありますが基本的にはフリータイムで、テーブルチャージという席料が発生します。
では、メンキャバとホストクラブでの料金を比較してみましょう!
セット料金: 5,000円 ビール代:3,000円 指名料:3,000円 TAX30% :3,000円 消費税8%:800円 |
テーブルチャージ:11,000円 ビール代:3,000円 指名料:3,000円 TAX30%:4,800円 消費税8%1,280円 |
TOTAL:14,800円 | TOTAL: 23,080円 |
セット料金15,000円 ビール代:7,000円 指名料:3,000円 TAX 30%:7,200円 消費税8%1,920円 |
テーブルチャージ11,000円 ビール代:7,000円 指名料:3,000円 TAX 30%:6,000円 消費税8%:1,600円 |
TOTAL:34,120円 | TOTAL:28,600円 |
このように比較をしてみると、1時間の滞在の場合はメンキャバの方が安いのですが、長く滞在するほどに料金が高くなることがわかります。
指名制度の内容が違う!
ホストクラブは、永久指名制になっているところがほとんどです。
永久指名というのは、そのお店で一度ホストを指名したら、そのホストが辞めない限り別のホストを指名することができない、というシステムです。
しかし、メンキャバには永久指名のシステムがないので、指名したホストの変更が可能です。
ホストクラブとは違って指名変えができる為、頑張り次第でお客様をどんどん増やすことができます。
給料システムが違う!
ホストクラブの給料システムは、完全歩合制が一般的です。
売上が上がれば上がるほど自分の収入が上がり、売上がなければ給料は0というシステム。
中には保証給がある店舗もありますが、金額はかなり低く設定されています。
つまり、実力や人気次第でいくらでも稼げるというシステムです。
対してメンキャバの給料システムは、保証給+歩合給です。
保証給があるので、指名がゼロの場合でも最低保証の給料をもらうことができますし、金額が高く設定されているので安心して働けます。
ただ、保証給が設定されている分、歩合の割合についてはホストクラブに比べるとかなり安く設定されています。
お店によって異なりますが、ホストクラブの歩合は売上の40%〜60%です。
中には、歩合が90%という店舗も存在しています。
メンキャバ の場合は、5%から売上によってスライドしていきますが、100万円を超える売上があったとしても歩合は20%〜30%です。
メンキャバとホストではどちらが稼げる?
メンキャバは保証が厚いので、売上がなくても給料がもらえますが、ガッツリ稼げるのはホストクラブです。
メンキャバは、ホストクラブに比べると歩合が安い為、頑張って指名をたくさん取ったとしても、給料はそれほど増えません。
例えば100万円の売上があった場合、歩合率が50%のホストであれば50万円が給料となります。
ところが、歩合率が20%のメンキャバ の場合は、給料が20万円です。
保証給があっても日給1万円程度ですから、保証給と歩合給を合わせても21万円です。
ホストクラブは完全歩合の実力主義なので、指名を取らなければ手元にお金は入ってきません。
ただ、メンキャバに比べると歩合が高いので、頑張れば頑張った分だけどんどん稼ぐことができます。
なお、ホストクラブでは実際にどれくらい貰えるのかや給料のシステムについては以下の記事でまとめましたので、参考にしてくださいね!
営業時間は店舗によって異なる
メンキャバの営業時間は大きく分けると3通りあり、店舗によって異なります。
- 夕方から深夜0時頃までの時間帯
- 早朝から昼12時頃までの時間帯
- 昼12時頃から夕方頃までの時間帯
メンキャバなどの社交飲食店は、風営法によって深夜0時頃から翌朝の日の出までの時間帯は営業することができません。
その為、営業できない時間帯を避けて営業をしています。
一般的なメンキャバは夕方から深夜0時頃までの営業ですが、早朝や日中に営業している店舗もあります。
メンキャバで働くメリット2つ
メンキャバで働くことで、このようなメリットがあります。
- 保証給がホストクラブに比べて手厚い
- 長時間お客様に店にいてもらうだけでお金になる
保証金がホストクラブに比べて手厚い
メンキャバには保証給があり、その金額も高く設定されています。
その為、もし指名がなかったとしても、最低限の給料をもらうことができます。
ホストクラブは完全歩合制の店舗が一般的なので、お客さんを作らなければ稼げませんが、最低保証があるメンキャバなら安心して働けます。
長時間お客様に店にいてもらうだけでお金になる!
メンキャバの料金システムには、時間制が使われています。
ホストクラブの場合はフリータイムのテーブルチャージ制なので、お客様が長時間いても料金は変わりませんが、メンキャバでは、滞在した時間によって料金が加算されていきます。
その為、売上アップの為に無理にお酒を勧める必要がなく、お客様に長時間いてもらうだけで売上が上がります。
そして、その分給料も増えていきます。
メンキャバで働くデメリット2つ
メンキャバで働くには、このようなデメリットも理解しておく必要があります。
- 指名変えをされる可能性あり
- 売上が上がるほどホストクラブの給料とは差がでる
指名変えをされる可能性あり!
ホストクラブの場合は永久指名制なので、指名したホストが辞めない限り何があっても指名を変更できません。
でも、メンキャバは指名変更をすることができます。
その為、頑張ってお客様を呼んだとしても、他のホストに奪われてしまうという可能性があります。
実力次第で指名を増やすことはできますが、一度指名をされたからといって安心はできません。
それに、お客様を奪ったり奪われたりすることで、ホスト同士の揉め事に発展する場合もあります。
売上が上がるほどホストクラブの給料とは差がでる
ホストは実力主義な部分が強くて歩合率が高いので、指名を取って売上を上げることでどんどん稼げます。
しかしメンキャバは、保証給が高いというメリットある反面歩合が低いので、売上が高くなるほどに、ホストクラブとの給料に差がでてしまいます。
例:100万円を売り上げた場合
- メンキャバ (保証給2万円、歩合率30%)の給料:32万円
- ホストクラブ(歩合率60%)の給料:60万円
※歩合率・保証金は一例です
上記のとおり、ホストクラブの方が2倍近く稼げます。
売上が高くなればなるほどホストクラブで働くほうが給料が上がります。
新人や出勤日数が少ないなど、売上がそれほど高くない場合は気にならないかもしれませんが、100万円を超えるくらいの売上がある場合は、ホストクラブのほうが断然給料が高くなりますよ。
まとめ
メンキャバとホストクラブには、料金システム、指名制度の内容、給料システムといった3つの違いがあります。
どちらも仕事内容に違いはありませんが、システムに違いがあることで給料などに大きな差が出てきます。
それぞれの業種の違いを比較してみると、実力主義の店舗で本気でガッツリ稼ぎたい人にはホストクラブ、そして、保証がある店舗で安心して働きたい人にはメンキャバがおすすめだということがわかります。
自分にあった働き方や店舗選びをする為には、メンキャバ とホストクラブのそれぞれの違いを理解することはとても大切です。