ホストは痛客に営業すべき?痛客の体験談・LINE・対処法を公開します

ホストは痛客に営業すべき?痛客の体験談・LINE・対処法を公開します

ホスト業界でいう「痛客」とは、ホストへ飲酒やイッキを強要したり、場内で泣いたり、暴言を吐いたり、ホストや他のお客様に危害を加えるなどの「痛いお客様」のこと。

業界に入る前だったら「怖w」ですむかもしれませんが、こういうお客様は実は結構いるんです。

そして、時には痛客の起こした行動で、警察が介入する事件沙汰になる時もあります。

この前あったホスト殺人未遂事件なんか、個人的に痛客の最終形態だと思う…。
今回は、自分が現役ホストだった時の体験談や、対処法についてご紹介します!

【結論】ホスト的に痛客への営業はあまりおすすめしない

まず、結論からいうとホスト的に痛客への営業はあまりおすすめしません。

たしかに、高いお酒をいれてくれる痛客はホスト的にも「美味しい」し切るのは勿体ないかもしれませんが…。

相当うまくコントロールしないと、自分に危害が加わったり、本指をいれてくれる他のお客様に危害が加わるケースもあります。

痛客が原因で、他のお客さんが切れてしまったら元も子もないよね

実際に、どれくらい痛客が怖いものなのか次の項目から自分の体験談をみて実感していただければと思います。

実際に痛客がストーカー化した時の体験談【LINE画像アリ】

ストーカーに悩む
もう時効だとおもうので、LINEのキャプチャごと痛客の体験談を晒させていただきます。
※一応、名前などはぼかさせていただきます。

ことのきっかけは、この事件の1年前…。

フリーで入場した痛客ちゃんのテーブルについたのは、僕とヘルプの新人くん。

初回の緊張もあったのか、お酒が入る前の痛客ちゃんは静かで、痛客の片りんはありませんでした。

そこで、あわよくば、新人くんが痛客ちゃんに営業をして初の指名GETにつながればいいと思っていたのですが…。

お酒が入りだすと、痛客ちゃんが激変しました。

他にも色々言っていたけど、特に覚えているのはこんな感じ。

私って、よく中学生に間違えられてコンプレックスなんです。だから、ここでも年齢確認されないかドキドキしました
痛客ちゃん
痛客ちゃん
私って、ドSなんですよね。だから、ここにいる人全員、本当はぶっ〇したくてたまらないの♡
痛客ちゃん
痛客ちゃん
私、親戚に芸能人も(政党名)の議員の人もいるから、逆らわない方がいいですよ~
痛客ちゃん
痛客ちゃん
こんなお店、私が少しでも親に言えば潰れちゃいますよ。だから、気を付けてくださいね
痛客ちゃん
痛客ちゃん
大学も、私に頭が上がらないみたいで、先生たちも私の事怖がってるんです。だから、私は本当はさみしい女の子なんです
痛客ちゃん
痛客ちゃん

この辺で新人君を逃がして僕が相手をしていたのですが、イッキの強要、お触り、キスの強要、トイレまでのつきまといなど、まぁ酷い酷い…。
(しかも初回料金なので、割に合わなかったです。)

ですが、この時の僕はホスト歴も長いので「こんな子でも俺ならうまく扱える」と勘違いして、最後にLINEを交換して営業のトークも送りました。

思えば、これがすべての間違いでした。

起きると痛客ちゃんからLINEの嵐

当時の僕の起床時間は、大体13時前後。

その日も13時前後に目を覚ましたのですが、いつもは15~20件の未読LINEが、87件。

(嫌がらせ?)
僕

そう思いながらLINEを開くと…。

痛客ちゃんから、80件近いLINEがきていました。

痛客LINE①

これが実際に来たLINEですが、本当に狂ってます…。

そのあとも、15分間隔で「通話したい」「起きて」「会いたい」の嵐。

(めんどくさいけどしょうがない…指名のため…)
僕

その2日後、痛客ちゃんがいきなりの指名で来店しました。(前回は初回でフリーでした。)

その時に「ちょっとLINE多すぎwびっくりした。」と伝えてみたのですが…。

どういたしまして。でも喜んでもらえてうれしい^^
痛客ちゃん
痛客ちゃん

( ゚д゚)?

話が通じません…。

痛客ちゃんが枕を強要してくるようになる

そんな中、当時のアホな俺は(LINEはしつこいけど、バースデーも近いし太客に育てたい)と、痛客ちゃんに営業を続けていました。マジでアホ。

その後も痛客ちゃんの相手をやり過ごしていたのですが…。

初来店から2か月目、痛客ちゃんからこんなLINEがきました。

痛客LINE②

痛客LINE③

「来店して2か月目で枕かよ…」とも思いますし、そもそも痛客ちゃんはめちゃめちゃ細客でした。
一番安いボトル2~3本いれて、しかもイッキを強要するような感じだったので、他のホストからもよく思われていません…)

それからも、のらりくらりと痛客ちゃんをかわしつつ、あまりお金も使ってくれないので、だんだん痛客ちゃんの相手がしんどくなってきます。

痛客ちゃんが他のお客さんを攻撃しはじめる

ぼくがホストクラブに入店したぐらいから指名してくれる、エースのアケミさん(仮名)。

付き合いが長すぎて「ホストと客」というより「戦友」「姉弟」のような関係に近いぼくらでしたが、ある日アケミさんからこんなLINEが届きました。

痛客LINE④

痛客LINE⑥

なんと、アケミさんの本名、年齢、勤め先、SNS、地元や出身高校が掲示板にさらされているのです。

僕の今のお客さんが犯人だとすると、現時点で一番可能性が高いのは、痛客ちゃん…。

起きた瞬間、このLINEを見た僕は血の気が引き、すぐにアケミさんに電話。

その後も1日に4~5回、僕が務めていたホストクラブや近隣のホストクラブ、キャバクラなどの掲示板にアケミさんの個人情報・事実とは異なる誹謗中傷が書き込まれ続けます。

そこで、僕も一緒にアケミさんの最寄りの警察署に行きましたが、「ホストクラブ」「掲示板」という単語を出しただけで年配の刑事さんは対応が適当に。

痛客ちゃんが僕にLINEを連投する時間と掲示板の書き込み時間がほとんど一致しているのですが、それは証拠にはならず…。

結局は追い返されてしまいました。

痛客ちゃん、ストーカーと化す

そして痛客ちゃんの初来店から6か月が過ぎたころ、彼女は立派なストーカーに進化しました。

まず「おかしいなぁ」と思ったのは、自宅マンションの郵便受け。

お恥ずかしい話ですが、ポストはほとんど見ていなかったので、いつもチラシなどでパンパンになっていました。

しかし、ある日を境にチラシどころか郵便物が全く届かなくなったのです。

最初は盗難も考えたのですが、僕のマンションはオートロックなので「気のせいかな、前までが多すぎたのかな」と思うようになりました。

後ほど判明したのですが、実は痛客ちゃんが郵便物を盗んでいたようでした。

自転車置き場にある裏口の鍵が常に開いていたようで、マンション住人じゃなくても出入りは可能だったようです。(管理会社……)

また、僕は俗にいう「出待ち」をされるようになりました。

2時間前にお店で痛客ちゃんを見終わったはずが、営業が終わってホストクラブを出ると、薄暗い街灯の下でスマホを片手に、ずっと待っているんです…。

僕
いや、マジで何してんの?

 

危ないから送ってもらおうと思って
痛客ちゃん
痛客ちゃん
僕
いや、意味わからん。痛客ちゃん店でたの2時間前でしょ?そっちの方が危ないよ。
だから待ってた。一緒に帰りたくて
痛客ちゃん
痛客ちゃん

 

その間に、一緒にいた他のホスト仲間がタクシーを呼んでくれて、なんとか痛客ちゃんを押し込んで解散。

しかも後日、痛客ちゃんからタクシー代3,500円を請求される羽目になりました…。

痛客ちゃん、僕の実家に突撃してくる

痛客が実家に突撃してくる
それから、何度も出待ち・他ホストにイッキの強要が続いたので、痛客ちゃんは出禁になりました。

しかし出待ちは続くので、僕はホストクラブの非常階段から店舗に出入りする日々。(毎日5階以上を往復する日々、しんどかったです)

また、アケミさんの悪口の書き込みも続く中、僕についても

  • 枕営業しまくり
  • もうすぐホストを辞める
  • 本命彼女がいる
  • この人にナンパされてしつこい
  • 粗チン
  • 性病持ち
  • 薬をしている
  • 脱税している

など、身に覚えのないことや、中傷が書き込まれるようになりました。

そして、さすがに精神が参ってきたある日、母から電話がかかってきました。

母「あんた、なんで彼女だけ実家来させて自分は来んのや?

僕
え?俺彼女なんておらんし、知らんよ

血の気が一気に引いていきます。

母「冗談やろ?カトウさんいう子がウチにきたで」

それ、痛 客 ち ゃ ん の 本 名です…。

怖すぎて怖すぎて、僕は26歳にして号泣してしまいました。

母に、痛客ちゃんは彼女ではなくストーカーであること、家に着たらすぐ警察を呼ぶように頼み。

僕はオーナーに電話で相談した後、その足で警察へ行くことになりました。

痛客ちゃんを警察に相談しました

警察に相談
さて、警察へ相談に行ったのですが、現段階では警察は何もできないという状況のようでした。

アケミさんの最寄りの警察署では門前払いだったため、そこで終わりかと思いきや…。

警察は親身になってくれて、僕の自宅周辺のパトロール強化や、弁護士に相談したほうがいいこと、弁護士へ相談するときのアドバイスなどを細かく教えてくれました。

ちょうど、アケミさんが誹謗中傷のカキコミについて弁護士をたてるところだったので、僕も一緒に相談させてもらいました。

警察の方にアドバイスをもらった通り、弁護士さんとも「誹謗中傷の件で洗い出し→和解の時に接近禁止を伝えて書類にサインさせる」という方向性でまとまりました。

(決着)痛客ちゃんの驚くべきストーカーの手口

弁護士に相談して2か月、ついに情報開示請求が終わりました。

アケミさん・僕の誹謗中傷をカキコミしていたのは、やはり痛客ちゃん。

そこで、弁護士・アケミさん・僕・痛客ちゃん、近くの席にはオーナーが立ち会って、ファミレスで話し合いをすることになりました。

以下、内容を思い出しながら書き起こします。

僕
なんでアケミさんのこと書いたの?
まひろくんが浮気するからでしょ
痛客ちゃん
痛客ちゃん
僕
いや、そもそも付き合ってn

弁護士さん「確認ですが、痛客ちゃんはまひろさんと交際をされていたんですか?」

 

してました。半年ぐらい付き合ってます。
痛客ちゃん
痛客ちゃん

弁護士さん「なにか正式に、まひろさんから交際を申し込まれたんですか?」

私たちはプラトニックなので、そういう言葉や体の接触は必要ないです。
痛客ちゃん
痛客ちゃん
僕
(枕の強要忘れたんかい!)お付き合いしていません。彼女に付き合いたことやホテルに何度も誘われましたが、全部断っていました。
まひろくんは黙ってて!○☆△◎×!!(暴言を吐かれたけど覚えていません)
痛客ちゃん
痛客ちゃん
それで、なんで私のことをカキコミしたんですか?
アケミ
アケミ
アケミさんがこんなに悪い人だということを(※決めつけ)、いろんな人に知ってほしかったし、まひろくんに目を覚ましてほしかったから。
痛客ちゃん
痛客ちゃん
……私の地元とか昼職の情報は、どこで手に入れたんですか?
アケミ
アケミ
探偵さんにお願いしたので、責任はすべて探偵さんにあります。ここです。(探偵事務所の名刺を出す)
痛客ちゃん
痛客ちゃん

どうやら、探偵を使って僕の実家やアケミさんの個人情報を割り出したようです。

僕
じゃあ、なんで掲示板に俺の悪口書いたんですか?
世界中の人がまひろくんを嫌いになれば、まひろくんは私しか頼れなくなるから。
痛客ちゃん
痛客ちゃん

…ぼくもアケミさんも弁護士も、唖然です。

その後、僕もアケミさんも長引かせたくないので、裁判より和解と、これ以上関わらないでほしいことを弁護士さんに伝えてもらいました。

わかりました。和解します。すみませんでした。
痛客ちゃん
痛客ちゃん

 

そういって立ち上がろうとする痛客ちゃん。

ちょっと待て。

弁護士さん「それでは今から、慰謝料について話し合いをしていきたいのですが」

「慰謝料」という言葉を聞いた途端、痛客ちゃんの態度が一変しました。

え??なんで???私が????
痛客ちゃん
痛客ちゃん

そして、慰謝料を払うどころか、とんでもない爆弾発言をします。

私、まひろくんに会うために大学辞めたんです。まひろくんのために、デリで働いているんです。だから、慰謝料請求するのは私の方です。
痛客ちゃん
痛客ちゃん

いや、慰謝料を請求するのは、僕とアケミさんです。

ていうか、大学辞めたのもデリはじめたのも初耳です。(大学生だし、細客はしょうがないって割り切っていたんですけど…。)

そこから長くなるので割愛しますが、最終的に次の約束を取り付けることができました。

  • 今後は弁護士を通して以外連絡しない、接近も禁止。
  • 勿論ホストクラブも出禁
  • 二度と誹謗中傷の書き込みをしない
  • 慰謝料は弁護士が痛客ちゃんの親御さんから請求。

また、手紙の盗難、アケミさんの自転車のパンク、僕の家のゴミあさり…といった、僕もアケミさんも知らなかった余罪をたくさん白状していました。

次に痛客ちゃんが僕・アケミさんに接近してきたら、問答無用で通報です。

そして、この話し合いから1週間後、弁護士さんを通して痛客ちゃんのご両親から、謝罪のお手紙と慰謝料の振り込みをしていただきました。

このほかにも、もう少し痛客のエピソードがあるのですが、長くなってしまったのでここでは割愛します。

痛客に困ったときの対処法

さて、ここまで僕の痛客体験談を紹介させていただきましたが、ご覧の通り痛客は放っておくと最悪警察沙汰になります。

まず僕が言いたいのは、痛客をうまくコントロールできる自信がないなら相手にしないということ。

当時、他のホストの話も聞いて確信したのですが、痛客がメンヘラ化していくのは割とよくあることなんです。

また、痛客に悩むホストは次の対処法もチェックしてください。

痛客に限らず、最初は「布石」をしっかりと

ホストの業界用語「布石」をご存じですか?

痛客に限らず、自分のお客さんには最初の段階で必ず「布石」を打っておくことが重要です。

僕の場合は、色恋や枕をしたくないこともあって、このような布石を打っていました。

「俺は彼女いないけど、俺の彼女になると絶対不幸になる。

こんなこと話すのもなんやけど、正直女の子に好きになってもらうのって、例えば優しくしたり、特別な言葉を書ければ簡単。

でも俺は、真剣にホストとして一流になりたいから、他のホストみたいに色恋や枕でお客さんを騙したくない。

俺を指名してもらえる気持ちは本当にうれしいけど、俺を指名してくれるってことは、絶対にホストとの色恋は望めないってこと。

そんな俺でもいいっていう人にだけ指名してもらってるんだけど、○○ちゃんが不幸にならないためにもよく考えてほしい。

僕の居たホストクラブでは、指名の変更は絶対にご法度。

だからこそ、お客さんには最初の段階で素直に、真剣に気持ちを伝えていました。

色恋を期待するお客様は「ちょっと考えさせて」といいますが、ホストクラブの遊び方を知っているお客様だけ、自分を指名してくれるようになります。

※ほとんどのお客さんがフリーで飲みに来る→次回指名の流れですが、
今回や、他のトラブルはほとんどが「いきなりの指名」で布石を打つ暇がありませんでした…。

本命営業や色恋営業をしているなら今すぐにやめる

まず、痛客に本命や色恋営業をかけてる人は今すぐにやめること。

痛客が勘違いして、メンヘラ化していくリスクが上がります。

痛客というだけなら対処は割と簡単ですが、メンヘラ化すると自分やお客さんにも危害が加わる可能性が高いのです。(今回の僕がいい例ですね。)

少しずつLINEでの営業を減らしたり、枕や思わせぶりなことを言うのもやめること。
痛客ばかりにかまうと、他のお客さんも離れていくよ。

痛客は他のお客さんを蹴落とすために誹謗中傷するケースも多い

痛客によるホスト・同担の誹謗中傷は意外と多いです。

たとえ痛客が太くても、掲示板やTwitterなどの書き込みを見て自分の評判が下がること、他のお客さんが離れてしまうことを考えると、痛客は相手にしない方が絶対にお得です。

痛客に割く時間で、他のお客様を太客に育てたり、新規で指名を獲りに行く方が絶対にお得。

誹謗中傷が度を過ぎている場合は、今回僕が行ったように、弁護士を挟んで情報開示請求をすることになります。

オーナーに相談して出禁にしてもらう

あまりに痛客の行動に悩まされている場合は、オーナーに相談して出禁にすることをおすすめします。

僕はプライベートまで監視してきたり、他のお客さんやホストにも迷惑をかけ始めたら即出禁。
警察沙汰になる前に、出禁などの手立てを打つべき。

セリフ「」

また、出禁にすることで他のホストが被害に遭うことも防げます。

あまりにひどいなら警察・弁護士に助けを求める

これは本当に最終手段なのですが、痛客の行動が常軌を逸する場合は、警察や弁護士に相談しましょう。

ホストクラブには顧問弁護士がついていることが多いよ。
店に迷惑をかけるかもしれないから、必ずオーナーに相談したうえで警察・弁護士のもとへ行くようにしよう!

まとめ

ホスト業界でいう「痛客」とは、無理に酒を飲ませてきたり、場内で泣いたり、暴言を吐いたり、ホストや他のお客様に危害を加えるなどの「痛いお客様」のこと。

痛客はメンヘラ化していくことが多いので、基本的に相手にしないことをおすすめします。

また、同時に痛客の対処法として、次の5点がおすすめです。

  • 痛客に限らず、最初は「布石」をしっかりと
  • 本命営業や色恋営業をしているなら今すぐにやめる
  • 痛客は他のお客さんを蹴落とすために誹謗中傷するケースも多い
  • オーナーに相談して出禁にしてもらう
  • あまりにひどいなら警察・弁護士に助けを求める
お金を使ってくれる痛客でも、痛客の存在が原因で他のお客様が離れてしまえば結果的に損!
本当にうまくお客様を管理できる自信がなければ、基本的に痛客の相手はおすすめしません。

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