「痛客」という言葉、みなさんは聞いたことがありますか?
ホストクラブでの痛客とは、他のお客様やホストに迷惑をかけるお客様のこと。
今回はホストクラブでの「痛客あるある」と対処法をご紹介します!
さらに、管理人が昔のホスト仲間5人に聞いた「実際にあった痛客エピソード」もご紹介します!
この記事の目次
ホストが教える痛客の特徴・あるある8つ【対処法もアリ!】
ホストクラブでは、ホストや他のお客様に迷惑をかける方のことを「痛客」と呼びます。
特に一番多いのが、無理やりお酒を飲ませてホストを潰したり、ストーカー化する案件ですね。
痛客の特徴① ホストに無理やりお酒を飲ませる
痛客で一番多いのが、ホストに無理やりお酒を飲まそうとするお客様です。
特に、イッキや度数の強いお酒を強要するお客様は、ホストの間でもかなり危険視されています。
ホストはつぶれてしまうとその日は稼げなくなりますし、なにより急性アルコール中毒の恐れもあるためです。
対処法:すぐにベテランに助けを求めよう!
ホストを潰すお客様に当たってしまった場合、すぐにベテランの先輩へ助けを求めてください。
トイレに行くフリをして呼びにいくのもアリですが、無難なのは「○○さんもこの席に呼んでもらっていいですか?」と内勤スタッフにお願いする方法です。
ベテランホストであれば上手く対処してくれますし、悪質だと判断した場合はお客様に退店をお願いすることもありますよ。
痛客の特徴② マウントや脅しでホストを威圧する
次に痛客で多いのが、ホストにマウントをとったり、脅してくる方。
「私、ここの代表と仲いいから」
「○○の会社の娘なんだよね」
「(某大手企業)の愛人しているから」
など、嘘か本当か分からない自慢でマウンティングをして「私に逆らわない方がいい」「私の入れたお酒を飲んで」「アフターして」など、ホストに脅しをかける人が多い印象です。
ホストクラブはお客様に、癒しや楽しいひと時を与える場所です。
ホストを委縮させて、自分の思い通りにならないと怒るようなお客様は、正直ホストたちからも苦手とされます。
対処法:言い返さず受け流そう!しつこければ上に報告
マウントや脅しをしてくるお客様には、言い返すよりも受け流す事が効果的です。
ホストをしていると、こういったお客様は少なくありません。
管理人はお客様の肯定と、お客様に質問する世間話を連打して受け流していました。
ところで、この辺ってよく遊びに来たりするんですか?
しかし、マウントや脅しでお酒を強要されている場合は、すぐにベテランへ報告してくださいね。
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痛客の特徴③ 担当被りに危害を加えようとする
一番厄介なのが、担当被りに危害を加えようとするお客様です。
実際に、担当かぶりという理由だけでこんな嫌がらせを受けたお客様を見てきました。
- 被りのお客様がボトルを入れてくれた直後、聞こえるように更に高いお酒をいれる
- 被りのお客様の職場を特定して嫌がらせする
- 掲示板やSNSで誹謗中傷・個人情報の暴露を行う
- 被りのお客様のご家族にも嫌がらせを行う
- 被りのお客様にストーキングをする
対処法:お客様の来店時間をうまくコントロールしよう
僕がホスト時代、先輩に教えてもらったのが「来店時間のコントロール」です。
特に常連の自分のお客様については、このように時間をズラしてトラブルを防止していました。
- 事前に今週いつ、どの時間に来店するか決める
※そのとき「この時間に来て」じゃなく
「この時間なら他の人と被らないから」と、2人で楽しめることを伝える - なるべくお客様の仕事の前に来店の予定をいれてもらう
※延長で次のお客様と被らないようにするため - 同伴・アフターの予定を平等に組むために、毎週細かくスケジュールを組む
- お客様が時間を間違えないように、前日に世間話と一緒に時間を伝える
常にLINEは世間話で絶やさず、世間話の合間に「じゃあ明日、〇時から待ってるよ~」と連絡していました
1日のスケジュールでいうと、こんな感じです。
- 18:00(開店)Aさんと同伴Aさんと同伴出勤。
(僕のお店は同伴だと掃除が免除だったので、ほぼ毎日同伴してました) - 20:00Bさんの来店毎日来てくれるBさんの時間は、20:00~21:00で固定していました。
- 21:00休憩Bさんがたまに延長するので、予備としてこの1時間はあけていました。
空いている時間は休憩がてら連絡を返したり、新人のヘルプについたり、常連のお客様の席に一緒について飲んでいました。 - 22:00Cさんの来店Cさんの来店時間。
- 23:00Dさんの来店時間Dさんの来店時間。
Cさん・Dさんとも、60分で固定なので隙間の時間に入るように調整しています。 - 0:00~1:00(閉店)Eさんその日にアフターするお客様を一番最後に組み込みます。
僕は友営なのでかなり管理は緩かったですが、本営のホストほどシビアに管理した方がいいと思います。
痛客の特徴④ ストーカーになる確率が高い
ホストにとってのあるあるが痛客のストーカー化です。
筆者もストーカーをされたことがあるのですが、待ち伏せ、自宅や実家に突撃、被り客の個人情報をネットに流出…最終的に警察沙汰になったことがあります。
苦い思い出です。
対処法:「布石」を打つ/お客様の管理を怠らない/最後はオーナーに相談
痛客がストーカー化すると、ものすごくメンタルが削られますし、時間がとられます。
ホストとして働くうえでデメリットしかないため、まずは痛客を「ストーカー化させない努力」が必要です。
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- 痛客ストーカー化の対策❶
友営なら「布石」をうつ -
ストーカー化するお客様のほとんどが、ホストに本気で恋をしています。(いわゆる「ガチ恋」ですね。)
本営をしていないホスト(友営)であれば、お客様にガチ恋させないためにも、自分のお客様すべてに「布石」を打っておくことをオススメします。
僕の場合は、色恋や枕をしたくないこともあって、このような布石を打っていました。
「俺いま、彼女作っても絶対不幸にさせるから、彼女作ってないんだ。
こんなこと話すのもなんだけど、正直女の子に好きになってもらうのって、優しくしたり、特別な言葉をかければ簡単。
でも俺は、真剣にホストとして一流になりたいから、他のホストみたいに色恋や枕でお客さんを騙したくない。
俺を指名してもらえる気持ちは本当にうれしいけど、俺を指名してくれるってことは、絶対にホストとの色恋は望めないってこと。
そんな俺でもいいっていう人にだけ指名してもらってるんだけど、○○ちゃんが不幸にならないためにもよく考えてほしい。」
僕の居たホストクラブでは、指名の変更は絶対にご法度。
だからこそ、お客さんには最初の段階で素直に、真剣に気持ちを伝えていました。
色恋を期待するお客様は「ちょっと考えさせて」というので、ホストクラブの遊び方を知っているお客様だけ、自分を指名してくれるようになります。
- 痛客ストーカー化の対策❷
本営ならお客様の管理を細かく行う -
本営をしているなら、なおさらお客様の管理には気を付けなければいません。
指名かぶりを避けたり、思わせぶりなことを言いすぎないようにしたり、来店や店外の回数、月に使ってくれるお金を細かくスケジューリングしたり、日記につけておくことをオススメします。
また、BDイベントなどで売上を上げるために、お客様を競わせすぎないことも重要です。
金額で競わせすぎると、お客様は本当に無理をしてしまうし、その分被り客に対抗心が沸いてしまいます。
さらに、お客様に無理をさせすぎると「あんなにしてあげたのに」と、見返りを求められたり、痛客化してしまうきっかけにも…。
お客様を競わせるにも、限度を考えることが重要です。
もしお客様が無理をしそうだったら
「気持ちはうれしいけど、お前にこれ以上無理させたくない。俺にとってはお前の気持ちが一番うれしいし、大切だし、無理するお前を見たくない」
…という風に、無理をさせないよう慎重にセーブしてあげてくださいね。 - 痛客ストーカー化の対策❸
最後はオーナーに相談しよう -
もし痛客がストーカー化してしまったら、まずは先輩やオーナーに相談しましょう。
(オーナーに無断で警察に行くと、お店に迷惑をかけてしまうかもしれません)その後、オーナーの判断で警察や弁護士が介入するようになります。
スムーズに話を進めるためにも、録音・写真など、ストーカーの証拠はなるべく残しておくようにしてくださいね。
痛客の特徴⑤ ホストにキスや肉体関係を迫る
キスや枕(肉体関係)を迫られて、お困りのホストも多いのではないでしょうか。
ほかにも、ホストへ過剰なお触りをするお客様も痛客認定されがちです。
対処法:友営なら上手く断ろう!色恋なら関係性を考えて選択しよう
友営をしているなら、キスはともかく枕は基本的に断ることをオススメします。
というのも、一度枕をしてしまうと痛客ほどストーカーやメンヘラ化しやすくなってしまうからです。
枕は確かに短期間で売り上げる方法としては有効です。
しかし、長期的に考えると、これからもずっとお客様と枕を続けたり、ケアしなければいけません。
一方で、本営をしてるならタイミングや使ってくれる金額をもとに検討しましょう。
また、「ヤリチンホスト」などと言われたり、お客様を飽きさせないためにも、お客様のおねだりに応じる頻度はうまく調整してくださいね。
痛客の特徴⑥ 担当以外(ヘルプ・内勤)を奴隷のように扱うor話さない
新人ホストを困らせるのが担当ホスト以外と全く話さない・ヘルプや内勤を奴隷のように扱うタイプの痛客です。
「前指名していたホストに似ている」
「一度ホストに裏切られているので、担当以外信用できない」
など、過去のトラウマが原因で担当以外に冷たくするお客様が多いイメージです…
しかし、中にはヘルプや内勤に暴力をふるうお客様も…!
店側としては、お客様からホストに暴力があった場合は出禁にできますが、話さない・奴隷のように扱うお客様については中々対処できません。
そのため、担当以外に態度を変えるお客様の扱い方で、ホストとしての手腕が問われます。
対処法:まずはお客様の教育を試みよう
担当以外と話さない・奴隷のように扱うお客様の場合、まずは教育を試みましょう。
楽しくお酒を飲んでほしいことや、
自分にとってお客様がどんな存在でいてほしいか
素直に伝えてみてください。
…とはいっても、どうしても自分を曲げないお客様もいらっしゃいます。
太客やエースであることが多くて
切るに切れないんですよね…
そういった場合は、必ず「このお客様についてはいけないホスト」のリストを作って、ホスト同士や内勤に共有しておくことをオススメします。
痛客の特徴⑦ ポエムのLINEが送られてくる
もはや語ることもないほど、よくあるのが長文のポエムLINE。
ポエムLINEも痛客にありがちですが、ここまで紹介してきた痛客に比べるとインパクトも薄いし実害も少ないです。
管理人に実際送られてきたLINEはこんな感じ。
ただ、お客様との付き合いが長いぶん
終盤の返事はかなり適当になっていますね…笑
対処法:感想+スタンプのセットで返信
ポエム系LINEへの対処法は、感想+スタンプのセットで返信すること。
- ❶褒める
(例)「めっちゃいいこというやん!」+褒める系のスタンプ - ❷同意
(例)「色々考えてるんやなぁ」+「わかりみ」のような、相手に同意するスタンプ - ❸ツッコミ
(例)お客様と仲がいいなら「長いわw」+ありがとう系のスタンプ
ただ返信だけ送るよりも、スタンプがあることでそっけなくありません。
また、ポエムを送ってくるお客様も、特段なにかの言葉が欲しくてポエムを書いている訳では無いことの方が多いです。
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痛客の特徴⑧ ネットに誹謗中傷の書き込みをする
最後に、ホストの間でも深刻なのがネットに誹謗中傷の書き込みをする痛客です。
経験上、誹謗中傷の書き込みは、自分のことを嫌いなお客様(またはホスト)より、自分を指名してくれているお客様の書き込みであることが多いです。
「○○くんが世界中の人に嫌われれば、私だけを見てくれるかと思った」
と言われます…
誹謗中傷は、基本的にスルーが安定です。
しかし、犯罪のでっち上げ、殺人予告、名誉を棄損するような書き込みは、傷つきますしマイナスでしかありませんよね。
対処法:迷わずに弁護士へ相談
近年、ネットでの誹謗中傷は社会問題として大きく取り上げられるようになりました。
「ネットに強い弁護士」も登場していて、芸能人やホストをはじめ、誹謗中傷の的になりやすい人たちからは重宝されています。
大阪ホストナビのオススメは、ネットの誹謗中傷に強い「平柳司法書士事務所」です。
- ネットの悪質な書き込み・風評被害・誹謗中傷に特化した事務所
- 過去の書き込みの削除にも対応
- 相談料が無料
特にホストが中傷されやすい某ホスト掲示板の相談も多いです。
根も葉もないウワサや誹謗中傷にお困りのホストは、一度相談を検討してみてくださいね。
ホスト5人の実体験!痛客エピソードベスト5
それでは、痛客によるホストへの被害はどのようなものがあるのでしょうか?
今回、筆者の友人の元ホスト5人にインタビュー!
彼らが体験した痛客エピソードをご紹介します。
- 痛客エピソード❶「心霊よりも怖かった痛客」
-
りゅうのすけくん(仮名)の話。
引退してからの話なんですけど、僕はホストを辞めてすぐに名古屋で暮らすことになりました。
ホストで貯めた資金もあるし、憧れだった車関係の仕事に就けたし、かなり順風満帆でした。
ただその時、入居したマンションにめっちゃ幽霊がでたんですよ。(笑)
「カリカリ」って窓ガラスをひっかく音がして、カーテンを開けても誰も居なかったり、夜起きると布団の周りを黒い丸がずーっと走り回ったり、風呂のお湯におじさんの顔が映ったり。
最初は怖かったんですけど、名古屋に友達もいなかったし「まぁいっか」みたいな。(笑)
オバケよりも怖かったのが、名古屋までストーカーしてきた痛客でした。
ある日普通に出社したら、「りゅうのすけさん、来客です」って受付の人に呼ばれました。
新人の自分に来客なんかあるわけないし、「なんやろ?」と思いながら受付に行くと、ホストクラブで僕の常連さんだったAさんがいるんですよ。
「やっと見つけた!」って。笑顔で。
就職先とか名古屋にいることも教えていないのに。
本当に、部屋に出る幽霊の100倍怖かったです。
そのあとは職場に迷惑かけられないので、警察を呼んで引き取ってもらいました。
幽霊より怖いのは人間って、こういうことなんだなって思います。
- 痛客エピソード❷「薬を盛るタイプの痛客」
-
たくやさん(仮名)
ホスト時代、忘れられないのが痛客に一服盛られた思い出です。
当時、僕をすごく好きでいてくれるお客様がいらっしゃいました。
可愛いし優しいし、悪い気はしなかったので、今でいう本カノ営業みたいなことをしてたんですよね。
いつからか忘れたんですけど、彼女は毎日手作り料理を持ってくるようになりました。
今だったら絶対食べませんが、無名ホストだった僕は純粋に「ありがとう~」って受け取って、持ち帰って食べていました。
アレルギー・嫌いなもの・好きなもの全部聞いてくれたし、なにより凄くおいしかったので、正直僕もときめいてたんですよね。(笑)
そしてある日、突然「最近カラダおかしくない?」と聞かれました。
ホストという仕事柄、気を使ってくれているのかと思って「○○ちゃんの料理のお陰で元気やで(笑)」と返事したら、彼女がニッコリ笑って「せやろ、やって元気になるやついれてるもん」というんです。
「…え、元気になるやつって何?」
「…惚れ薬♡」
もう驚きのあまり、場内なのに「えっ!?」ってでかい声で叫んじゃいました。
アダルトショップで購入した媚薬を入れていたらしいです。
どうやら僕が一向に枕をしてくれないから、実力行使の手段をとったとのこと。
ただ、当時の僕は絶賛EDでした(笑)なので効果はなかったです。
送りの時に、「実はEDやねん、やから枕はできん」と伝えたら「あ~~…そっか…」と微妙な反応をされて、それからだんだんホストクラブに来なくなり、自然消滅していきました…。
- 痛客エピソード❸「パネルにキスする痛客」
-
ていとくさん(仮名)
忘れられない痛客といえば、僕のパネルが耳なし芳一にされた事件です。
当時○○町の入口とか、ホストクラブの入り口にホストのパネルを設置してたんですけど、僕のパネルに、口紅をたっぷり塗ったキスマークがつけられるようになって…。
そのほかにも、パネルに口紅で「手出すな!!」と書かれたり、顔を塗りつぶされたり…。
ずっと犯人がわからなくて、口紅を消してから出勤するのが日常になってました。
けどある日、口紅で「○○専用」と書かれて、意外な形で犯人がわかったんです。
○○さんは月に1~2回くるお客様で、すごくからカラダを触ってくるお客様でした。
これまでの落書きの証拠写真も貯まっていたし、何より器物損壊になので、オーナーに出禁にしてもらいました。
これでやっと平和になるかと思ったら、今度はパネルにマジックで悪口が書かれていて…
僕なりに誠実に対応していたつもりだったのに「悪魔の子供」とか「地獄に落ちろ」とか、本当に悲しくて泣きそうになりました。
ただ、その時オーナーが
「これがほんまのパネマジ(パネルマジック)やな…」
…世界一しょうもないダジャレのお陰で、泣かずに済みました。
このあとはオーナーと警察が対応してくれました。
痛客の怖さとオーナーのギャグは、一生忘れられません。
- 痛客エピソード❹「被り客を潰しにいく痛客」
-
あきはるくん(仮名)
当時、僕には太客のAさんというお客様がついてくださっていました。
Aさんは身バレ防止で、電車で5駅ほど離れたキャバクラで働く人気のキャバ嬢です。
ある日、急にAさんから電話がかかってきました。
Aさん「ちょっとあきくん!Bさんが来た!助けて!!」
Bさんも僕のお客様で、Aさんより太くはないけれど、頻繁にホストクラブに来てくれていたお客様でした。
夜の営業を抜けてAさんのお店に行き、裏方に案内してもらうと、本当にBさんが座っていました。
驚いたのは、Bさんはお客さんではなく、体験入店のキャバ嬢として来ていたことでした。
僕「Bさん、お客さんできたんじゃないの?」
Bさん「体験入店だよ」
Aさん「これ本当に偶然なの?家このへんなの?」
Bさん「偶然じゃないですか?」
僕「いや、Bさん家逆方向だよね」
Aさん「ねえ、本当に偶然なの?なんでこのお店なの?」
Bさん「…」トラブルになりそうだったので、キャバクラの店長はBさんを不採用に。
あとから聞いたのですが、BさんはAさんを目の敵にしていて、まずはAさんの働くお店を特定。
そのまま入店して、Aさんのお客さんを奪うことで、Aさんがホストクラブに通う財源をなくそうとしていたらしいです。
他のお客様に危害が加わるのは看過できないので、Bさんはホストクラブに出入り禁止にしてもらいました。
- 痛客エピソード❺「ある日インターネットで、僕が前科者になっていました」
-
ユータさん(仮名)
これがきっかけでホストを辞めた話なんですけど、ある日インターネットで僕が前科者になってました。
常連さんが「こんなこと書かれてるけど本当?」って掲示板を見せてきて。
そこには、僕に前科がある、不倫している、薬をしている…みたいな、真っ赤な嘘がたくさん投稿されていたんです。
先輩に相談したら、「被りが増えないように、わざと担当の悪口を書くお客さんがいる。皆被害に遭ってるから、気にするな」って。
でも、僕はスルー出来なくて、ずっとサイトを追ってしまいました。
自分のお客さんのだれも疑いたくないし、同僚も疑いたくないし、だけど毎日書き込みはされるし…。
本当に精神的に病んでしまったので、これがきっかけでホストを辞めちゃいました(笑)
悲しいのが、同僚より先に「今まで本当にありがとう」ってメールをお客様ひとりひとりに送ったら、ピタッと書き込みが止まったこと。
今思えば、先輩が言うようにお客様の仕業だったのかなって思います。
当時はメンタルが弱かったのと、ネットの文化も進んでいなかったので泣き寝入りでしたが、今だったら絶対弁護士雇って情報開示します!!(笑)
痛客はホストならだれでも通る道。
今回はご紹介できませんでしたが、管理人が体験した「実家に突撃してくる痛客」「全裸で場内を走る痛客」「語尾に愛してるを強制する痛客」の話も、いつか出来たらと思います。
(おまけ)痛客の対義語「痛ホス」にも要注意!
ここまで痛客について紹介してきましたが、ホスト側も「痛ホスト」にならないように注意しましょう。
ホス通いの友達の間でネタにしてます…
- 勝手にシャンパンを持ってくる
- 泣き落とし(またはウソ泣き)で、高いお酒をせがむ
- 営業の時だけしつこくLINEをしてくる
- SNSで病みアピールをずっとしている(売上が悪いと真っ黒アイコン)
- 太いお客さんが付き始めて、調子に乗って本営をしまくる
- お店を通さず、直接お金をお客様からもらおうとする
- 新人sage、自分ageの話ばかりする
…などなど。
痛ホストはお客様からも、従業員からもよく思われません。
まとめ
ホストクラブでの痛客とは、ホストや他のお客様に迷惑をかけるお客様のこと。
痛客の「あるある」と対処法の一覧は、次のとおりです。
- 痛客の特徴①
ホストに無理やりお酒を飲ませる - すぐにベテランに助けを求めよう!
- 痛客の特徴②
マウントや脅しでホストを威圧する - 言い返さず受け流そう!しつこければ上に報告
- 痛客の特徴③
担当被りに危害を加えようとする - お客様の来店時間をうまくコントロールしよう
- 痛客の特徴④
ストーカーになる確率が高い - 「布石」を打つ/お客様の管理を怠らない/最後はオーナーに相談
- 痛客の特徴⑤
ホストにキスや肉体関係を迫る - 友営なら上手く断ろう!本営なら関係性を考えて選択しよう
- 痛客の特徴⑥
担当以外(ヘルプ・内勤)を奴隷のように扱うor話さない - まずはお客様の教育を試みよう
- 痛客の特徴⑦
ポエムのLINEが送られてくる - 感想+スタンプのセットで返信
- 痛客の特徴⑧
ネットに誹謗中傷の書き込みをする - 迷わずに弁護士へ相談
自分の売り方にもよりますが、一流のホストになるためには上手く痛客をかわす技術も必要です。
そしてホストも、お客様や他のホストに嫌われる「痛ホスト」にならないように注意してくださいね。
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