ホストの中には、大学に通いながら働いている「大学生ホスト」も少なくありません。
ホストで働く目的は、学費を稼ぐ・奨学金の返済など様々です。
また、大学生とホストは両立できるのでしょうか?
この記事では、大学生ホストの給料や仕事内容、スケジュールを徹底解説!
さらに、実際に大学生ホストをしていた人のインタビューもご紹介します💡
この記事の目次
そもそも大学生ホストってありなの!?
そもそも、大学生ホストはどれくらいいるのでしょうか?
今回ホストナビが行ったアンケートによると、1店舗に平均2~4人の大学生ホストがいるようです!
この結果から、大学生ホストの数は多いとは言えませんが、少しずつ増えてきているといえます。
学業との両立は決して難しいものではないことがわかります!
ホスになった理由は「学費」がほとんど!
また、ホストになった理由については、学費や奨学金の返済目的で働いている人がほとんどでした。
ホストは他のバイトと比較すると、圧倒的にお給料が高いお仕事です。
大学生のうちに返済するために、ホストで働くことを選択している人が多いようです。
【給料編】大学生のホストバイトってどんな感じ?
ホストクラブの働き方には、「レギュラー」と「バイト」の2種類があります。
レギュラーは、週5日~週6日、開店から閉店までの勤務。
一方でバイトホストの出勤日数は、週2日~3日。
また、ホストクラブの給料は「完全歩合制」のため、レギュラーとバイトとでは給料の目安が変わってきます。
完全歩合制とは?
売上総額の何割かが給料として支給されるシステムのこと。
売上が上がればバック率も高くなるため、ホストとして売れれば売れるほどを稼げます。
バイトホストの給料【平均年収100万円前後】
週2日~3日出勤するバイトホストの場合、平均年収は100万円前後、平均月収は8~10万円ほど。
ただ、たくさんお金を使ってくれる「太客」をつかめば、倍以上もの月収が稼げます。
バイトで働く一番のメリットは、お客様次第で給料に伸びしろがあるという点。
大学生活とバイトを両立しつつ、普通のバイトよりも稼ぎたい人は、ホストクラブで「バイト」として働くのがおすすめです。
また、バイトホストとして働いて、大学に慣れてきたらレギュラーに切り替える人もよく見かけます!
レギュラーホストの給料【平均年収400万円前後】
週5日~6日出勤するレギュラーホストの場合、平均年収は400万円前後。
ただ、400万円というのはあくまでも中央値であり、どれだけ売れるかによって給料は変わります。
売れっ子ホストにもなれば、年収400万円~1,000万円稼げる可能性は十分にあります。
ただし、ホストの仕事は夜型の生活になるため、一般的なキャンパスライフは送れないかもしれません。
サークルに入るなど、他の大学生と同じような過ごし方をするのは厳しいといえます…。
大学生活よりも稼ぐ方に舵を切りたい方には、レギュラーホストとしての働き方がおすすめです。
4年間で看板ホストにのぼりつめ、6000万貯めてから大学卒業と同時にお店を去っていきました…✨
ホストクラブの「給与保証」は新人ホストの救世主!
レギュラーホストで働く場合は、「給料保障」が使えます。
「給料保障」とは、売上がなくても給料がゼロにならないように、一定額の給料が支給されるシステムのこと。
例えば新人ホストで経験が浅い場合、指名がなかなかつかずに売上が作れません。
しかし給料保障があれば、たとえ売上が作れなくても給料がもらえるありがたい待遇です。
【仕事内容編】ホストクラブってどんな仕事をするの?
ホストクラブの仕事は、おおまかに説明すると以下のとおりです。
営業前 | 清掃 ミーティング |
---|---|
営業中 | お酒を作る 会話 ライターサービス 灰皿の交換 テーブルセット ヘルプ |
営業後 | 清掃 ミーティング |
ホストクラブでは営業中だけでなく、営業前や営業後にも、清掃やミーティングなどの業務を行います。
営業中は指名をくれたお客様の席について、おもてなしをします。
先輩ホストの席についてテーブルセットをしたり
一緒にお酒を飲む「ヘルプ」がメインになりますよ!
未成年もホストクラブで働けるの?
ホストクラブは18歳以上であれば、未成年でも働くには問題ありません。
ただし未成年はお酒が飲めないため、ノンアルコールのジュースや、「フィリコ」と呼ばれる高級な水を飲んで売上を作ります。
お客様の中には、年下の若い男の子が好きな人もたくさんいます。
たとえ未成年でも、年下好きなお客様をつかんで、ひと月に100万円超えの売上を作っているホストも少なくありません。
すごい後輩が出てくるたび、売れないホストは怯えています(笑)
【スケジュール編】大学生とホストって両立できるの?
バイトホストとして働くのであれば、大学生活とホストの両立は可能です。
バイトホストは、出勤日数や出勤時間の融通が利く場合が多く、自分のペースに合わせた働き方もできます。
ただしレギュラーホストの場合、出勤日数や出勤時間が決められています。
サークル活動に参加するなど、大学生活ならではの華やかなキャンパスライフは望めないかもしれません…。
大学生ホストAさん(バイト)のスケジュール
それではここで、大学生ホストAさんのスケジュールを見ていきましょう!
月曜 | 18:00まで授業に出席 |
---|---|
火曜 | 17:00まで授業に出席 18:00~20:00までサークルに出席 |
水曜 | ホストクラブの定休日 授業とサークルに出席 |
木曜 | 17:00まで授業に出席 ホストクラブに18:00~22:00で出勤 |
金曜 | 17:00まで授業に出席 ホストクラブに18:00~22:00で出勤 |
土曜 | 17:00まで授業に出席 ホストクラブに18:00~22:00で出勤 |
日曜 | オフ |
バイトホストのAさんは、週2日のサークルに出たいけれど、お金も必要。
サークル活動をおろそかにしないために、ホストクラブが忙しい金曜日や土曜日に集中的に出勤していました。
出勤した翌日も午前の講義にはしっかりと出ていたため、単位にも余裕があったとのことです。
大学生ホストBさん(レギュラー)のスケジュール
続いて、Bさんのスケジュールを見ていきましょう。
月曜 | 13:00~17:00まで授業に出席 18:00~1:00までホストクラブに出勤 |
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火曜 | 13:00~17:00まで授業に出席 18:00~1:00までホストクラブに出勤 |
水曜 | ホストクラブの定休日 11:00~18:00まで授業に出席 |
木曜 | 13:00~17:00まで授業に出席 18:00~1:00までホストクラブに出勤 |
金曜 | 13:00~17:00まで授業に出席 18:00~1:00までホストクラブに出勤 |
土曜 | 13:00~17:00まで授業に出席 18:00~1:00までホストクラブに出勤 |
日曜 | 13:00~17:00まで授業に出席 18:00~1:00までホストクラブに出勤 |
レギュラーホストのBさんは、お店の看板になるほどの売れっ子ホスト!
大学生活よりもホストの仕事がメインで、年収は最大で1,500万円ほどでした。
ただしホストとしての生活が中心だったため、授業は代返してもらったり、二日酔いで欠席するなど単位も危ない状態でした。
また、サークル活動に参加しなかったため、大学での友達はあまりできなかったとのことです。
大学生ホストにインタビュー!働いてみた感想は?
それでは、実際に大学生ホストとして働いた感想を聴いてみましょう!
オンラインでインタビューさせてもらいました!
Aさん(バイトホスト)
大学生時代はバイトホストを選択。
売り上げは月30~40万円ほど。
現在はアパレル系の会社で営業として働いています。
Bさん(レギュラーホスト)
大学生時代はレギュラーホストを選択。
売り上げは月平均200~400万円ほど。(最大は月1,500万円!)
現在はホストクラブ時代のお金を元手に、タレント事務所を立ち上げました。
Q.大学生でホストになろうと思ったきかっけは?
やっぱり奨学金の返済でした。
高校卒業してから大学始まるまでは居酒屋で働いていたのですが、
体力的にもしんどいし給料も底が見えていたので…。
それで先輩に誘われて、ホストクラブに体験入店したのがきっかけです。
学費とか、まぁお金です。
借りた奨学金の返済もしたいし、遊ぶお金も欲しい!
それで携帯で「19歳 高収入」で調べて、出てきたホストクラブにその日に面接行きました(笑)
今思えばすごい行動力やなあ~。
Q.ホストと大学生を両立させるコツを教えてください
スケジュール帳に、まず大学関連のことを書き込む。
大学卒業することだけは、ぶらしちゃいけないので。
ホストで稼げてくるとお金に目がくらんじゃいそうですが、
僕は留年したくなかったので、
とにかく「大学!」の意識を忘れないようにしてました。
卒業できたとはいえ、正直ぼくは両立できてたんかなあ、、(笑)
両立させたいなら、レギュラーはおすすめできないですね。
まずサークルとか学祭とかは出席できないっす!
レギュラーになるんだったら、とにかく単位計算だけはしっかりするように!
ホストして留年はほんまに本末転倒なので(笑)
Q.ホストクラブでバイトをしていて大変だったことを教えてください
二日酔い。これはもう慣れるまで大変でしたw
あと、彼女が作りにくい事。
結局4年間で付き合っては別れ繰り返しました。
まず二日酔い!体が慣れるまでは一番きついんちゃうかな。
あと、そこそこ売れて金銭感覚狂ったのは戻すまでに時間がかかりました。
それと友達ができないこと、、、これは、、、寂しい(笑)
Q.ホストクラブでバイトをしていて良かったことを教えてください
奨学金の返済が終わったことです!
少しですが貯金もできて精神的に余裕出来たし、
コミュニケーション能力も今の仕事でかなり活かせてます。
とにかく貯金と人脈ができたこと!
学費も貯金もできたのは大きいですね。
なにをはじめるにもお金が要るので。
それと、先輩やお客さんの人脈が広がったことです!
当時知り合った人がきっかけで今の仕事があるし、僕の人生に大きな影響があったのは間違いないです。
Q.就活のときホストクラブのことをどう説明しましたか?
「居酒屋」と答えていました。
就活生のバイトなんて企業側は調べないし、、、
あ、でも今だったらSNSの投稿とか気を付けなきゃですかね?
就活してません!(笑)
ホスト辞めた後、先輩のところで働かせてもらいました!
Q.大学生でホストクラブを検討している人に、何かメッセージをお願いします!
周りの話を聞いていて、奨学金の返済って社会人生活になってから大きな足かせになるんです。
特に一人暮らししたいならなおさら。
大学生のうちに奨学金返して、貯金も作って精神的に余裕を持ちたいなら、ホストクラブが一番おすすめです。
僕自身、結果的にホストクラブでバイトしてよかったって思ってます。
やれば大体なんとかなる!
なんにでもお金は必要だから、稼げる手段があるなら一番いい手段を選択して損はないっす!頑張ってください!
まとめ
大学生のホストは近年増加傾向にあります。
大学生がホストで働く場合は、「レギュラー」と「バイト」の2つから選べます。
レギュラーホスト | バイトホスト | |
---|---|---|
出勤日数 | 週5日~6日 | 週2日~3日 (融通が利きやすい) |
出勤時間 | 開店から閉店まで | 開店から閉店まで (融通が利くこともあり) |
メリット | 出勤が多い分、稼ぎやすい 成績によって役職をもらえる |
出勤が少ない分、 学業と両立がしやすい |
レギュラーホストは、ホストの仕事をメインに、大学生の間にガッツリ稼ぎたい人。
バイトホストは、大学生活とホストの仕事を両立させながら稼ぎたい人におすすめです。
この記事があなたのバイト選びの参考になれば幸いです!