【図解】ボーイズバー・ホスト・メンキャバは何が違う?6つの違いを解説します!

ボーイズバー アイキャッチ

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ホストクラブ・ボーイズバー・メンズキャバクラは、どれもお客様とお酒を飲む仕事。

しかし給料や営業区分、仕事内容に大きな差があります。

夜の世界で働くなら、しっかり違いは理解しておきたいところ!

この記事では、ホストクラブ・ボーイズバー・メンズキャバクラの違いそれぞれの給与体系などを解説します。

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そもそもボーイズバーとは?

ボーイズバーとは、カウンター越しにお客様にお酒を提供・接客をする飲食店のこと。

ガールズバーの男性バージョン
…というと、わかりやすいかもしれません。

お客様の席に付いて接客するのではなく、カウンターの仕事をこなしながら会話をして、お客様を楽しませます。

ホストクラブに比べて手頃な値段でイケメンとお酒が飲めるので、幅広い層のお客様が利用しています。

ボーイズバー・ホスト・メンキャバの6つの違い

ボーイズバー・ホストクラブ・メンズキャバクラの大きな違いは、次のとおりです。

ボーイズバー・ホストクラブ・メンズキャバクラの違い解説

ボーイズバー・ホスト・メンキャバ6つの違い

  1. 仕事内容
  2. お酒を飲む量
  3. 料金形態
  4. 給料の高さ
  5. 営業時間(風俗店か飲食店か)
  6. 指名変更の自由度
    ★タップで各項目までスクロールします
それぞれ次の項目から、詳しく解説していきましょう!

違い① 仕事内容とお酒を飲む量

お酒の画像

ボーイズバーの仕事内容は、ザックリ分けると次の4つ。

  • 来店したお客様を席までご案内する
  • お客様の注文や会計などの対応
  • カウンターでお酒を作ってお客様に提供
  • カウンター越しにお客様とお話ししながらお酒を飲む

ボーイズバーでは、お客様の注文や会計といった、お客様との会話以外の仕事もこなします。

一方、ホストクラブには「内勤スタッフ」がいるため、席に座ってお客様と会話をしながらお酒を飲むのがメインの仕事です。

仕事内容はボーイズバーの方が多いのね~
その代わりホストクラブやメンキャバは
いろんな席を回って、たくさんのお客様とお話し+お酒を飲まなくちゃいけないんだ。

違い② お酒を飲む量|実はボーイズバーの方が飲む!?

ホスト ボーイズバー 稼ぎやすさの違い

ホストクラブというと、お酒をたくさん飲むというイメージがあるかもしれません。

しかし実は売れっ子ホストであるほど、お酒をそれほど飲まないのです。

ホストクラブでは、お客様がホストの売上を作るために、高額なボトルを開けています。

それに、ソフトドリンクに数万円〜数十万円など、お客様がホストに出したい金額を付けることができます。

つまり、売れっ子ホストなら
お酒をそれほど飲まなくても、十分な売上が作れるんです!!

一方ボーイズバーでは、売上のバックを稼ぐために、お酒を飲む必要があります。

ホストクラブと比較すると、単価が低いお酒がほとんどなので、たくさん稼ぐためにはその分お酒を飲まなくてはいけません。

違い③ 料金システム

ボーイズバー・ホストクラブ・メンズキャバクラ 気料金システムの違い

図のとおり、ボーイズバーとホストクラブは、席料の時間内でお酒を沢山いれてもらって稼ぐシステム。

席料とは?

ホストクラブやボーイズバーで、席に着くための料金。(=セット料金)
ホストクラブの席料の目安は次のとおり。

  • 初回:平均1,000円~3,000円
  • 2回目以降:平均15,000円~20,000円
  • VIP席:平均150,000円~

ボーイズバーの席料の目安は、次のとおり。

  • カウンター席:1,000円~2,000円
  • テーブル席:1,500円~3,000円
  • 延長料金:1,000円~1,500円

(関連記事)
【完全版】ホストクラブの値段(料金)の仕組みを図解します!

一方、メンズキャバクラは時間制を採用しているため、お客様に長時間滞在してもらい、たくさんお酒を飲んでもらうことで稼げるシステムです。

TAXの有無

また、ホストクラブとメンズキャバクラには、税金とあわせて「TAX」というサービス料があります。

飲食代などの小計20〜40%がプラスとなるため、売上も作りやすいです。

しかし、ボーイズバーはお店によってTAXがない場合も…。

TAXがないお店は売上を作りづらいです…。
時給以上稼ぐためには、たくさんお酒を飲まなきゃいけません!

違い④ 給料の高さ

★ボーイズバーの違い「給料」
ボーイズバー メンズキャバクラ ホストクラブ
時給 約1,500円程 約1,500円程
※給料のスライド式が多い
なし
バック率 5~30% 5~30% 40~80%
賞金
店によってはあり

店によっては多い

特に多い

ボーイズバーとメンズキャバクラの給料は、「時給+売上バック」というシステム。

一方で、ホストクラブには「時給」がありません。

時給がない代わりに、
ボーイズバーやメンズキャバクラに比べて売上のバック率が2倍以上ついてます!

また、ホストクラブは、ボーイズバーやメンズキャバクラに比べると、圧倒的に高級なお酒が入ります。

▽ホストクラブでは200万のお酒は日常茶飯事

さらに、月間売上、グループ売上、指名、同伴などさまざまな賞金も用意されています。

稼げる金額でいうと
ホストクラブ>メンズキャバクラorボーイズバー
ホストクラブが圧倒的にオススメです!
★ボーイズバーの違い「営業時間」
ボーイズバー ホストクラブ メンキャバ
営業区分 飲食店 風俗店 風俗店
営業時間 決まりがないので、
自分に合った営業時間の
お店を選べる
18:00~0:00の深夜営業
または5:00~12:00の早朝営業
※0:00~5:00は営業ができない
(地域によっては1:00~5:00)

ホストクラブやメンズキャバクラは風俗店扱いとなり、風営法によって営業時間が決められています。

そのため、深夜0時(場所によっては1時)から日の出までの時間は、営業ができません。

一方、ボーイズバーは役所にバーとして届けているため、一般的な飲食店と同様の扱いです。

ホストが営業できない0:00~5:00でも、
ボーイズバーなら営業できちゃうんですっ

風俗店勤務の経歴に抵抗がある人や、日中などに働きたい方はボーイズバーがおすすめです。

違い⑥ 指名変更の自由度

ホストクラブは、基本的に「永久指名制」のシステムを採用しているため、一度ホストを指名したら変更きません。

一方、ボーイズバーやメンズキャバクラは、いつでも指名変更ができる傾向にあります。

ボーイズバーは、お店によっては指名制度がないこともあります

ボーイズバーの評判は?現役スタッフに聞いてみた

実際に働いている人の声

ここまでをまとめると、ボーイズバーがオススメなのはこんな人!

ボーイズバーがおすすめな人

  • バーテンダーの勉強をしたい人
  • 風俗店で働くのが嫌な人
  • 複数人で盛り上がるのが苦手な人

ボーイズバーで働くにあたって気になるのが「評判」です。

仕事ってきついのかな?
お給料ってどれくらいなんだろう?

そこで今回各地のボーイズバーで働く従業員6人に「ボーイズバーの実状」を聞いてみました。

聞いてみると、賛否両論の声があるみたいです…(-ω-;)
ボーイズバー歴3年 Aさんの声

Aさん(専業/26歳/大阪)
(入店のきっかけ)
昼職を退職して見つけたのが、
ボーイズバーのバイトでした。

(毎月のお給料)
手取りでいうと大体60万くらい?
誕生日とかがあると、最高で130いってます。

(お仕事はどんな感じですか?)
昼職より短時間でガッツリ稼げるのがいいところ。
ホストよりは少ないと思うけど、
普通に暮らしていくならマジで高給取りです。
勉強することはたくさんあるけど、酒好きなら絶対楽しいと思いますよ。

辛いのは、たぶん一生の仕事にはできない事。
どっかで区切りつけなきゃな~と思いつつ、辞め時を見つけられません。

ボーイズバー歴1年 Bさんの声

Bさん(大学生/20歳/大阪)

(入店のきっかけ)
居酒屋バイトから転身しました。

(毎月のお給料)
だいたい20万円は貰ってます
居酒屋バイトの3倍はありがたいです😭
大学行かなきゃで、先輩よりシフト入ってないので、先輩はもっともらってると思います。

(お仕事はどんな感じですか?)
居酒屋と比べると、マジでラクです。

酔っぱらいのオッサンと女の子、どっちの相手する?って言ったら、やっぱ女の子ですよね?😂

自分が酒飲まなきゃとか、指名してくれるお客さんの連絡とか、面倒くさいこともあります。
でも本当に、居酒屋の安い給料で遅くまで働くより、ボーイズバ―の方が100倍マシですよ!😂😂

ボーイズバー歴5年 Cさんの声

Cさん(専業/26歳/大阪→東京)

(入店のきっかけ)
自分のバーを持つのが夢でした。
下積みとお金を稼ぐために頑張ってます!!

(毎月のお給料)
副主任で、店に出る時間が減ったので50万いったりいかなかったり
役職手当を含めるともっとあります。
(何万貰ってるかはシークレットです!スミマセン!)

(お仕事はどんな感じですか?)
普通のバーの仕事に、お酒を飲むこと、女性と連絡するのが増えるくらい!
夜に弱い人、酒に弱い人、めんどくさがりには向かないと思います。

バーテンダーが夢の人には本当に合ってると思います!
お酒の勉強もできるし、お店の資金も貯めれます。
店によっては資格のお金補助してくれるので、面接の時に聞いてみてください!

ボーイズバー歴3年 Dさんの声

Dさん(大学生/23歳/東京)

(入店のきっかけ)
ツイッターの求人をみました。
奨学金を返さなきゃいけないので、お金が必要でした。

(毎月のお給料)
月に15日、20~30万

(ボーイズバーのお仕事はどんな感じですか?)
ミーティング→掃除→接客→締め作業
7時間働いてます。
バーテンダーの仕事に、半分ホストみたいなイメージです。
未経験で入っても全然大丈夫でした。

良かったたことは、大学生のうちに奨学金が返せたこと。
悪かったことは、酒飲まなきゃなので、さいしょのうちは二日酔いが続いてたことです。

ボーイズバー歴2年 Eさんの声

Eさん(専業/22歳/東京)

(入店のきっかけ)
元々ホストクラブで働いていて、
辞める先輩に誘われました。

(毎月のお給料)
80万代
僕はホストの時のお客さんがついてきてくれているけど、
未経験の大学生とかだと10万とか20万の人も全然います。

正直頑張り次第みたいなとこもあります。🤮
お金目当てならホストの方が稼げると思います。

(お仕事はどんな感じですか?)
まず、ホストと比べて、やることが超増えました。笑
ホストの黒服の仕事まで、全部やらなきゃいけないです🤔

その分、ホストと比べてお客さんにかける時間は減りました。
もちろんお客さんは大切にしているんですけど、
ホストの時は新規指名!LINE!電話!てガツガツしてたので、かなり心に余裕ができたと思います。

ボーイズバー歴2年 Fさんの声

Fさん(兼業/25歳/名古屋)

(入店のきっかけ)
収入減がもう一つ欲しかったので、ネットで調べて応募しました

(毎月のお給料)
10~15万代
(毎月金・土)

(お仕事はどんな感じですか?)
昼の仕事がおじさんばかりで、副業バレの心配が少ないのでボーイズバーを選びました。

はじめは覚えることが多いですが、言ってしまえば慣れかと!
若い子が多いので、負けないように頑張っています。

注意!「ボーイズバーの面接に行ったらゲイバーだった」という声も…

今回ボーイズバーで働いている方にお話を伺った中で、こんな回答がありました。

このお店で働く前、ボーイズバーで調べて面接を受けに行ったら、ゲイ専用のバーでした。

面接の途中から「あれ?」って違和感があって、面接してくれてる人も気づいたみたいで、
「女の子が好き?この店、男同士専門だよ」
って言われて、めっちゃ謝って帰りました。

ぱっと見じゃ分からなかったので、これから面接受けに行く人は要確認です!

「女性向けのボーイズバー」は、元々「サパークラブ」という名称でした。

近年「ボーイズバー」という名前が浸透してきたため、元々流行っていた「男性向けのボーイズバー」と混同されることが多いようです。

間違えて面接を受けに行くと
かなり迷惑をかけてしまいます…!
事前にホームページやSNSをしっかり見ておこう!◎

おすすめのボーイズバーは?地方別に人気店を特集!

大阪ホストナビ 注意点

前述のとおり、「ボーイズバーだと思ったら違うお店だった」というケースも少なくありません。

そこで、ボーイズバーで働くのであれば、有名店を選ぶのがおすすめです。

今回は、各地の有名なボーイズバーをまとめてみました!

東京「ボーイズラウンジBAR Zett」

ボーイズー ZETT

★ボーイズバー「Zett」
住所 東京都新宿区歌舞伎町2-22-5
叙々苑第二ビル 3F
電話番号 03-6228-0023
営業時間 19:00~1:00

大手ホストクラブ「AIRグループ」が経営する「ボーイズラウンジBAR Zett」。

お店の半分がカウンター席なので、ひとりでも安心して入れるところが魅力です。

もちろん、ホストクラブグループが経営するだけあって、スタッフはとにかくイケメンぞろい!

初回は3,000円で焼酎が飲み放題!

2回目以降もホストクラブより低価格で、イケメンとお酒を楽しむことができますよ。

大阪・ミナミ「A-LINE(エーライン)」

A-LINE(エーライン)

★ボーイズバー「A-LINE」
住所 大阪府大阪市中央区心斎橋2-5-3
玉屋町VIPビル4F
電話番号 06-4256-1123
営業時間 21:00〜LAST

大手ホストクラブグループの「P’CE GROUP(ピースグループ)」が運営しているボーイズバー。

ダーツやカラオケが有り、飲みキャラのスタッフが多数在籍!

日当最低保証8,000円〜、体験入店は最大15,000円を支給してくれます。

愛知・名古屋「DODO BAR」

DoDOBar

★ボーイズバー(メンパブ)「DODO BAR」
住所 愛知県名古屋市中区栄3-20-10
キング住吉5F
電話番号 052-253-9799
営業時間 23:00〜6:00

※名古屋では、ボーイズバーのことを「メンパブ」「メンズパブ」と呼んでいます。

名古屋の栄・錦が誇るイケメンホスト「一ノ瀬 歩」がプロデュースするボーイズバー。

ライトに照らされた黒を基調とした店内が、幻想的な雰囲気を演出!

2020年6月にオープンした、完全新規店で圧倒的に働きやすいところも魅力です。

福岡・中洲「style」

style

★ボーイズバー「style」
住所 福岡県福岡市博多区中洲2-8-2
パインコート中洲5F
電話番号 092-263-0409
営業時間 22:00〜5:00

2018年8月にリニューアルオープンした、ホストみたいでホストよりも気軽に楽しめるボーイズバー!

スタッフのバースデーパーティーなど、さまざまなイベントで常に盛り上がりを見せています。

お客様だけでなくスタッフも楽しく働けるスタイル。

求人も募集していますので、まずは公式サイトからお問い合わせをおすすめします!

まとめ

ホストクラブ・メンズキャバクラ・ボーイズバーの違いは、次のとおり。

ボーイズバー・ホストクラブ・メンズキャバクラの違い解説

  1. 仕事内容
  2. お酒を飲む量
  3. 料金形態
  4. 給料の高さ
  5. 営業時間(風俗店か飲食店か)
  6. 指名変更の自由度
中でも、
ボーイズバーで働くメリットは次の5つ!
  1. 飲食店に区分されるので、風俗店勤務の経歴がつかない
  2. 自分の生活スタイルにあった営業時間のお店を探せる
  3. バーテンダーとしての経験を積める
  4. ホストクラブより給料は低いが、普通のバーよりは高時給
  5. ホストクラブより売り上げのノルマがゆるい

なお、ボーイズバーで働くのなら、トラブルを防止するためにも有名店がおすすめです。

安心して働ける有名店のボーイズバーで、自分のスタイルに合わせて無理なく働きましょう!

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この記事の著者

マヒロ 福井から大阪にでて8年間ホストとして働いた実績あり。
現在もホストとして働く仲間たちから得た情報やインタビュー内容をもとに女性にも男性にも役立つホスト業界の情報をお届けします!